2017年3月12日日曜日

福島源次郎氏について

 過去に、創価学会に反旗を翻した元幹部は何人もいるが、その中で、学会本部での地位
がもっとも高かったのは、副会長を務めた福島源次郎氏だと思われる。

 福島氏は池田大作の意を受けて、創価学会内に「師への帰命論」を広めた立役者だった。
その追従ぶりは、他の学会幹部からも白眼視され「ゴマ源」などと陰口を叩かれたほどだ
った。

 この「師への帰命論」が、池田本仏論の論拠の一つとなったと言われる。池田本仏論は、
日蓮を本仏とする日蓮正宗の教義とは相容れないものであり、池田大作は当時の大石寺法
主・細井日達氏から、本尊模彫の件とあわせて叱責されることになった。

 池田は「福島氏が勝手にやったこと」と責任を転嫁、福島氏は悩みぬいた末に学会職員
を辞した。その後福島氏は学会内の反体制派「蘇生の集い」を指導し、平成2年11月16日の
本部幹部会での池田大作の暴言を録音し、日蓮正宗へ提出した。

 これが、その後の創価学会破門に至るきっかけとなったのである(創価学会・公明党を
糺すOB有志の会 編著『サヨナラ私の池田大作』による)。

 さらに福島氏は、日蓮正宗の講(在家信者組織)を新たに結成、約3万人の学会員が福
島氏の後を追ったという(福本潤一著『創価学会公明党「金と品位」』による)。

 これは余談だが、現在、創価学会には約300人もの副会長がいるが、通常の組織であれば
多くても数人程度しか置かれない副会長職が量産されたきっかけは、福島氏の造反だった
という。

 副会長まで務めた福島氏の造反が、一般会員を動揺させることを恐れて副会長を量産し、
「副会長はたいした役職ではない」という印象を与えようとしたらしい。

 自分のために尽くした功労者を敵にし、痛手を受けるという愚行を繰り返すのが、池田
大作という人物の特徴のようである(この点については、山崎正友氏、原島嵩氏、矢野絢
也氏などの場合も、福島氏と同様と言える)。

 創価学会による土地取得等に関する裏工作に協力してきた、暴力団組長・後藤忠政氏は、
池田大作について、著書『憚りながら』で次のように評している。


>  俺が今回、初めて創価学会との経緯を話したのには、2つほど理由がある。ひとつ
> は、あいつら(学会)のやっていることが、俺が付き合っていた30年前と同じ、いや
> それ以上に悪くなっているからだ。学会、いや、池田大作のために、それまで散々働
> いてきた連中や、俺みたいに協力してきた人間を、用済みになったと思ったら、簡単
> に切り捨てるようなやり方が許せんのだよ。
 (中略)
>  逆に言えば、自分の手下に次から次へと居直られるような池田大作という男は、た
> いした人物じゃないってことだ。他人様から到底、褒められるような人物じゃないか
> ら、自分で自分を褒める本をせっせと作っては、学会の信者に買わせてな。ああいう
> 見苦しい生き方もないもんだ。
 (中略)
>  それともうひとつ、創価学会、いや「池田教」が、この日本という国家を乗っ取ろ
> うとしていることが見過ごせないんだよ。
 (中略)
>  どんな宗教信じるかは勝手だ。しかし、その宗教のために国会や官僚組織に入り込
> むというのは、筋が違うんじゃねえか。特定の宗教の利益を目的とする人間が、国家
> 権力の中枢にいるのはまずいよ。


 暴力団には感心できないが、後藤氏が述べていることは正しいと思う。任侠の世界に長
く身を置いてきた後藤氏には、その世界で生き抜くための筋論が身についているのだろう
が、そうした世界の感覚でも、創価学会はやはりおかしいのだ。

 末端の学会員も、財務やF取り等で搾取され、幹部の権力維持のために利用されている
だけだと、そろそろ気づいてもよいのではないだろうか。


参考

 福島源次郎氏の著書『蘇生への選択』は、現在入手困難となっている。だが、『蘇生へ
の選択』の肝ともいえる「誠諫の書」は、以下のサイトに転載されているので、興味のあ
る方は、読んでみられてはいかがだろうか。創価学会に興味をもつ方にとっては、一読の
価値はあると思う。

誠諫(せいかん)の書 福島源次郎

二、自己宣揚について

三、独善、慢について